【本】無敵の人第13話感想―なんとミズキが本作初〇〇!?
簡単なあらすじ―"癖"の読めないGTBに連続放銃!!
ドスに続き、かぶらおーの"癖"も見破ったミズキ。
相手の手を楽々と看破し、格の違いを見せつけた。
しかし、初代雀仙GTBの"癖"は読めないでいる。何故なら、GTBはここ数年雀仙で打っていなかったからだ。
"癖"が読めない相手ということで、ミズキは本作初の放銃をしてしまう。それも二度連続で。
いちいち叫ぶな
初めて"癖"の読めない相手と対峙したミズキ。
このまま苦戦を強いられるように思われたが……?
今回の感想―対局の最中に"癖"読み切るって強すぎない?
前回の感想では、「わずか一局で相手の"癖"を読み切ることなど不可能」ということを前提として、"癖"の読めない相手とどう戦うかが見どころになるとしていた。
しかし、予想は大ハズレ。
ミズキはなんと対局中にGTBの"癖"がわかったという。
それにしても対局中よく喋るね
元々のミズキの設定は、「ネット麻雀をひたすら観戦し続けており、超人的な記憶力と合わせて相手の"癖"を把握している」というものだった。そのため、ミズキの強さが発揮されるのはネット麻雀で対局を見たことがある人との戦いに限定されていた。
だが、対局中に"癖"を読めるとなると話は変わってくる。
ミズキは初対面の相手でもその強さを発揮できるのであり、まさに「無敵の人」である言える。
その一方で、トーカンのようにミズキが「"癖"が見えない」という相手もいる。
"癖"が見える相手と見えない相手の違いは何か。その点が今後注目される。
今後の見どころ―GTBの反撃はあるか!?
今回、完全な勝ちフラグを立てたミズキ。
"癖"を読み切った宣言した以上、次週からはドス・かぶらおーに続くGTB処刑タイムが始まる。それを確信させるフラグ回だった。
しかし、本当にそんなあっけなく勝ってしまうのだろうか?
たしかにGTBはクズで小物に描かれている。
だが、腐っても雀仙である。作品中最強のステータス雀仙、しかも初代雀仙を与えられた人物である。
そんな彼が、なすすべなくやられてしまうのだろうか?
そんなことはないのではないかと考えている。
作中最強のステータスを持ち、さらに相手(ミズキ)の戦法も分かっている。この状態で何の工夫もなくあっさり負けてしまうというのはキャラの格的に考えづらい。
なぜなら、倒され方が簡単であればあるほど、「そんな奴がネット麻雀のトップに立てるのかよ?」と設定の説得力が弱くなってしまうからである。
さすがにただ煽るだけの奴ではないと信じたい……
そのため、GTBは「さすが雀仙」と思わせるシーンが一つは与えられるはずである。
GTBはどうやってミズキに一矢報いるのか。今後の『無敵の人』にも期待である。
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