豆鳳凰民いせえびの麻雀備忘録

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【本】無敵の人第9話感想―新展開、雀仙位トーナメント編開幕!

簡単なあらすじ―雀仙位トーナメント編、開幕!

 ミズキが唯一癖の読めない強敵、四代目雀仙位トーカン

 ブイライン社長はそのトーカンをミズキへの新たな刺客とすることを決めた。

 そのことを知った順平は、トーカン「ミズキとの対戦を受けないでくれ」と頼みに行く。

 すると、意外なことにトーカン「M(ミズキ)と対戦する意思はない」という。

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 彼は自らの科学理論の正しさを証明するために麻雀を打っていたにすぎず、人々が実力を疑っている今のMを倒したところであまり意味はないというのがその本心であった。

 拍子抜けしつつもほっと胸をなでおろした順平。

 しかし、事態が急変した。トーカンが条件付きでミズキとの対戦を引き受けると言い出したのだ。

 その条件とは、「Mと自分、そして他の雀仙位6人によるトーナメントを開催する」というものであった。

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 Mが他の雀仙位を打ち破り、実力が世間に認められたところで自分が倒す。それがトーカンの思い描いたシナリオだったのだ。

 こうして、強豪引きめくトーナメントが開催されることとなった……。

今回の感想―急展開の理由は?

 前回の記事では、ミズキとトーカンの戦いがどのようなものになるかについての展開を予想した。二人の戦いはすぐさま行われるものと考えていたのだ。

spiny-lobster.hatenadiary.jp

 しかし、今回の展開は予想だにしないものだった。

 今後小出しにしていくと思われた雀仙位を一挙に6人、しかもトーカンの噛ませ犬になりかねないポジションで登場させるというものだったからだ。

 突然の急展開。これは作品全体をまとめにかかっているのか、それとも「雀仙編」をスピーディーに終わらせて新編の開始を見込んでいるのか……。現段階ではどちらとも判断がつかない。

今後の見どころ―注目したいポイントは二つ

 この「雀仙位トーナメント編」(勝手に命名)で注目したいポイントは大きく二つある。

 一つ目は、全員の能力がキッチリ描かれるのかである。

 雀仙位と言えばこの漫画における最強クラスのポジションの人びと。

 ただ、現状の展開では一気に六人も出るし、トーカンとの決勝戦に向けた噛ませ犬ポジションにしか見えない。

 その中で、一人一人の能力・特性をきっちり描くのか。そこが一つ目の見どころとなる。

 二つ目は、一対一対一対一の対局がどこまで描かれるのかである。

 麻雀は四人で行うゲームである。だからこそ、四人の複雑な思惑が絡み合い、四人戦ならではのドラマが生まれる。

 麻雀漫画で一対一対一対一の醍醐味を描くのが抜群に上手いのは、やはり片山まさゆきである。『ノーマーク爆牌党』はその真骨頂が現れている。

 この麻雀漫画の醍醐味とも言える四人戦が描かれるのか。それとも一対一の描写になるのか。その点を注目したい。

 

 新展開になり、ますます目が離せない『無敵の人』。今後の展開にも期待である。

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